国連常駐副代表の呉海涛氏は20日、「大量破壊兵器とその運搬手段の拡散防止に関わる地域の安定や、世界の治安を確保するためには、対話と協力を強めることが最適な道すじだ」と示しました。
呉副代表は同日、安全保障理事会の第1540号決議に関する会議で「この決議は安保理が採択した初めての大量破壊兵器拡散防止に関する決議で、この分野における各国の共通認識を得て国際協力を後押しする、一里塚のような意義をもっている」と話しました。
呉副代表はまた「対立と圧力による手段では、情勢悪化をエスカレートさせ、隔たりをより深くするだけだ。対話と協力を通じて、理解と信頼を深め合い、政治的な外交手段を生かして、大量破壊兵器拡散防止のための適切な処置をすべきだ」と強調しました。
さらに、呉副代表は「全面的な安全を実現させることが国際大量破壊兵器拡散防止プロセスを推進する上での目標だ。各国は相手の合理的な要求を確認し合い、相互信頼のもとに平和的で安定した国際関係を築き上げ、大量破壊兵器拡散の脅威をなくさなければならない」と発言しました。
(中国国際放送局)
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