中国情報通信研究院が発表したデータによると、4Gネットワークのユーザー体験の改善とモバイルネットワークの応用の革新の相互促進が、2G・3Gユーザーの4Gネットワークへの移行を推進している。4Gユーザーは2016年に7億人を超え、モバイルネットワークのユーザーに占める比率が50%を上回り、全面的に2G・3Gユーザーを超える見通しだ。
ネットワーク建設は今年、着実に推進されている。深さと幅が広がり、オフィスビルなど屋内でのカバーが加速中だ。屋外ネットワークは都市部から農村部、さらには行政村、観光地、道路周辺にまで拡張されている。4G電波の届かない範囲が縮小を続けており、4G基地局がモバイルネットワーク基地局の5割弱の割合となっている。
4Gユーザーの急増には、ネットワークの支持が不可欠だ。中国は世界最大規模の情報通信ネットワークを構築しており、中国の4Gネットワークは全国のすべての都市と主要農村部を網羅している。基地局の数は計180万以上。モバイルネットワークの通信量の急増が続き、1人当たりの月平均通信量は、2011年の81MBから389MBに増えている。
モバイルブロードバンドのみならず、モノのインターネットの応用も日増しに広がっている。情報ネットワークは人と人の連結から万物の連結に移り、ネットワーク空間から情報物理空間一体化に拡張している。車載ネットワーク、スマート製造などの重点業界での普及と浸透が加速し、低遅延・高信頼性・広範囲カバーの産業ネットワーク・インフラの整備が加速されている。中国情報通信研究院は、中国の2016年のセルラーM2M端末ユーザー数が50%以上の高度成長を維持し、1億人超に達すると予想した。
(人民網日本語版)
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