新華網北京6月17日 女性は男性より長寿だとよく言われる。米国アラバマ大学バーミングハム校の科学者の最新研究結果によると、寿命の性別による違いは人類の生物学的な唯一無二の特徴である可能性が高い。
同大学のスティーブン・オスタッド博士及びキャサリン・フィッシャー博士は、米国の月刊誌『細胞-代謝』の新刊に掲載された論文で次のように指摘した。女性は一般的に男性よりも生命力が強く、長生きするが、こういった例はすべての確認された生物において唯一無二となっている。その他の生物では、研究に常に使用される回虫、キイロショウジョウバエにしても、他の哺乳類にしても、食物連鎖、交配モデル、又は生存環境に一旦、変化が生じれば、生命力は往々にしてメスとオスで切り替わる。唯一、人類だけは女性が通常、男性よりも長生きする。
また、研究によって、女性は死亡への抵抗力が男性に比べて強いことがわかった。
研究者によると、女性は男性よりも長寿だが、成年女性の健康状態は成年男性より劣っている場合が多い。例えば、成年女性は関節炎、骨粗しょう症などを発症し易いが、これは生物学的な比較で理解することが難しい人類の性差の一つでもある。
(新華社より)
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