中国国際貿易促進委員会自動車業界サブ会議で6日発表された情報によると、中国自動車業界は4つの発展傾向を示すことになる。中国ブランドの台頭が、世界の自動車産業の構造を変えるかもしれない。4つの発展傾向はこうだ。
（1）新エネ車が中国で率先して、市場の主流製品になる。中国の新エネ車販売台数は2015年、前年比3.4倍増となり、米国を抜き世界一になった。中国の新エネ車販売台数は今年1−4月、前年同期比で130％以上の伸びを示し、かつ製品ラインナップも豊富化している。中国の電気自動車（EV）は、一部のコア技術の知的財産権を有する発展段階に入った。
（2）スマートネットワーク技術の普及が、中国製品の新たな価値を高める。この1年に渡り、ほぼすべての新車がスマートネットワークという概念を掲げており、かつ高機能化している。特にスマート技術が概念から現実化し始めており、多くの自動車メーカーは自動運転の路上テストと動態展示の段階に入っている。多くの車種が、EV化・スマート化・ネットワーク化に同時に取り組み、この3つが融合する流れが強まっている。
（3）インターネットは自動車製造に新たな力をもたらし、車のソーシャル化を進める。インターネットと自動車産業はこの1年間に渡り融合を深めた。これまで宣伝を目的としていたIT企業が正式に自動車を販売し、電気通信事業者も伝統的な自動車販売モデルに影響を及ぼすようになった。
（4）中国ブランドの成功が、世界の消費者に利益を届ける。中国ブランドのセダンは持続的な低迷を経て、再び持ち直した。今年1−4月の市場シェアは、44％に上昇した。また多くの中国メーカーはミドル・ハイエンド製品を発売し、多くの価値ある国際ブランドを買収している。中国自動車産業は、世界の自動車の舞台を支える重要な力になりつつある。中国ブランドの台頭は、世界自動車産業の構造を変え、全世界の多くの消費者に中国のボーナスを届ける。
（チャイナネット）
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