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中国、独身の8割が「恋愛恐怖症」
jp.xinhuanet.com | 発表時間 2016-06-06 11:19:43 | 人民網日本語版 | 編集: 吴寒冰

  急激に変化する中国の都市において、「恋愛」にまつわるストレスやプレッシャー、葛藤はどこから来るのだろう?ある婚活サイトはこのほど、中国全土の会員9000万人を対象に抜き取り調査を実施。独身の8割以上が「恋愛恐怖症」であることが分かった。中国婦女報が伝えた。

  男性「恋愛に不信感」 女性「努力しても報われないのがこわい」

  調査によると、恋愛にあごかれ、追い求めていると同時に、恋愛に対して恐怖を抱いているというのが、多くの人の心情だ。その「症状」として、回答者の45.7%が「恋愛に対する不信感」、43.8%が「努力しても報われないのがこわい」、41%が「恋愛が続かないのが心配」、31.8%が「安心感がない」と答えた。

  男女では「症状」に差があり、男性の回答者67%は、「傷ついたことがあるため、恋愛に対して不信感がある」と答えたのに対して、女性の回答者73%は、「努力しても報われないのがこわい」と答えた。

  恋愛 結婚の専門家は、「伝統的な恋愛観では、男性に積極的であるよう求められる。積極的であるほど、男性が受けるプレッシャーも大きくなり、期待値も高くなる。そのため、恋愛に一旦失敗すると、挫折感も大きくなり、その後の恋愛にも大きな影響を及ぼす。一方の女性は、一旦好きになると、後へは引けないことが多く、そのため『努力しても報われないのがこわくなる』」と分析している。

  「恋愛でショックを経験」が「恋愛恐怖」の主な原因

  統計によると、回答者の54%が、「恋愛で大きなショックを受けたことがあるため『恋愛恐怖』になった」、36%が「身近な人の恋愛失敗の影響」、10%が「両親が離婚した、または家族に対する思いがうすい」と答えた。

  また、5割以上の回答者が「一方が与え、もう一方は受けるだけ」という恋愛の状態は「受け入れられない」とし、約4割が「味気なく、しょうがなくしている」という恋愛の状態を「受け入れられない」と答えた。その他、「浮気」は別れの大きな原因となる。男女の回答者76%が「相手が浮気したら必ず別れる」と答えた。

  特筆すべきは、北京、上海、深センなど一線都市の男性が最も嫌っているのは、「相手の要求があまりに高い」だったのに対し、女性は、「亭主関白な男性」を最も嫌っていた点だ。現在、都市部には優秀な女性が多く、自分と同じか、それ以上に優秀な男性と結婚したいと考えているため、男性に対する要求が高くなっている。しかし、男性にとっては負担になってしまう。特に、一線都市の男性は、仕事や経済面で重圧にさらされており、相手の人に励ましてほしいと感じている。

  「半年」と「3年」は恋愛の分岐点

  「今まで最も長く続いた恋愛は?」との質問に、恋愛恐怖症の回答者の約半数が「3年以上」と答えたのに対し、3割は「半年」と答えた。「半年」と「3年」は恋愛において分岐点となるようだ。半年以内に、相手とうまくやっていけないと感じると、恋愛恐怖症の人は、自分と相手が感情や時間を無駄にしないようにと、別れることを選ぶ。一方、3年続くと恋愛が長く続くようで、「3年は結婚できるかを見極めるのに最も適した長さ」と考えられている。

  「独身を楽しむ」、「恋愛する時間がない」が口癖

  調査では、回答者の46.6%が「3年以上」恋人がいないと答えた。上海だけを見ると、恋愛恐怖症の人の約7割の口癖は「仕事が忙しくて時間がない」だ。同割合は他の都市を大きく上回っていた。深センでは、約半数が「前の恋愛が忘れられない」と答え、北京では6割が「独身を楽しむ」と答え、恋愛の問題から逃避していた。広州では、多くの人の口癖が「友達が少ない。お宅だから」だった。

  調査によると、独身の多くが、一歩一歩、一緒に成長していく恋愛を望んでいる。これは、中国の伝統的な恋愛観とマッチする。その他、多くの回答者が「さまざまな重圧にさらされても、ポジティブに暮らしたい」との思いを示した。

(人民網日本語版)

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新華網日本語

中国、独身の8割が「恋愛恐怖症」

新華網日本語 2016-06-06 11:19:43

  急激に変化する中国の都市において、「恋愛」にまつわるストレスやプレッシャー、葛藤はどこから来るのだろう?ある婚活サイトはこのほど、中国全土の会員9000万人を対象に抜き取り調査を実施。独身の8割以上が「恋愛恐怖症」であることが分かった。中国婦女報が伝えた。

  男性「恋愛に不信感」 女性「努力しても報われないのがこわい」

  調査によると、恋愛にあごかれ、追い求めていると同時に、恋愛に対して恐怖を抱いているというのが、多くの人の心情だ。その「症状」として、回答者の45.7%が「恋愛に対する不信感」、43.8%が「努力しても報われないのがこわい」、41%が「恋愛が続かないのが心配」、31.8%が「安心感がない」と答えた。

  男女では「症状」に差があり、男性の回答者67%は、「傷ついたことがあるため、恋愛に対して不信感がある」と答えたのに対して、女性の回答者73%は、「努力しても報われないのがこわい」と答えた。

  恋愛 結婚の専門家は、「伝統的な恋愛観では、男性に積極的であるよう求められる。積極的であるほど、男性が受けるプレッシャーも大きくなり、期待値も高くなる。そのため、恋愛に一旦失敗すると、挫折感も大きくなり、その後の恋愛にも大きな影響を及ぼす。一方の女性は、一旦好きになると、後へは引けないことが多く、そのため『努力しても報われないのがこわくなる』」と分析している。

  「恋愛でショックを経験」が「恋愛恐怖」の主な原因

  統計によると、回答者の54%が、「恋愛で大きなショックを受けたことがあるため『恋愛恐怖』になった」、36%が「身近な人の恋愛失敗の影響」、10%が「両親が離婚した、または家族に対する思いがうすい」と答えた。

  また、5割以上の回答者が「一方が与え、もう一方は受けるだけ」という恋愛の状態は「受け入れられない」とし、約4割が「味気なく、しょうがなくしている」という恋愛の状態を「受け入れられない」と答えた。その他、「浮気」は別れの大きな原因となる。男女の回答者76%が「相手が浮気したら必ず別れる」と答えた。

  特筆すべきは、北京、上海、深センなど一線都市の男性が最も嫌っているのは、「相手の要求があまりに高い」だったのに対し、女性は、「亭主関白な男性」を最も嫌っていた点だ。現在、都市部には優秀な女性が多く、自分と同じか、それ以上に優秀な男性と結婚したいと考えているため、男性に対する要求が高くなっている。しかし、男性にとっては負担になってしまう。特に、一線都市の男性は、仕事や経済面で重圧にさらされており、相手の人に励ましてほしいと感じている。

  「半年」と「3年」は恋愛の分岐点

  「今まで最も長く続いた恋愛は?」との質問に、恋愛恐怖症の回答者の約半数が「3年以上」と答えたのに対し、3割は「半年」と答えた。「半年」と「3年」は恋愛において分岐点となるようだ。半年以内に、相手とうまくやっていけないと感じると、恋愛恐怖症の人は、自分と相手が感情や時間を無駄にしないようにと、別れることを選ぶ。一方、3年続くと恋愛が長く続くようで、「3年は結婚できるかを見極めるのに最も適した長さ」と考えられている。

  「独身を楽しむ」、「恋愛する時間がない」が口癖

  調査では、回答者の46.6%が「3年以上」恋人がいないと答えた。上海だけを見ると、恋愛恐怖症の人の約7割の口癖は「仕事が忙しくて時間がない」だ。同割合は他の都市を大きく上回っていた。深センでは、約半数が「前の恋愛が忘れられない」と答え、北京では6割が「独身を楽しむ」と答え、恋愛の問題から逃避していた。広州では、多くの人の口癖が「友達が少ない。お宅だから」だった。

  調査によると、独身の多くが、一歩一歩、一緒に成長していく恋愛を望んでいる。これは、中国の伝統的な恋愛観とマッチする。その他、多くの回答者が「さまざまな重圧にさらされても、ポジティブに暮らしたい」との思いを示した。

(人民網日本語版)

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