人道問題を担当するスティーブン オブライアン国連事務次長は27日、シリア戦乱がもたらした人道主義危機は日増しに深刻になり、60万人近くの難民が取り囲まれた地域で生活していると明らかにしました。
オブライアン氏によりますと、取り囲まれた地域で生活するシリア難民は増加しつつあり、現在は60万近くに達しているということです。多くの難民はダマスカスの農村部およびホムスで取り囲まれ、過激派組織「イスラム国」に囲まれデリゾール市で生活している難民は約11万人に上っています。
国連の発表によりますと、シリア戦乱が始まってこの5年来、命を落とした人は25万人を超え、1100万人を超える人々が避難を余儀なくされ、家を失って路頭にさまよう難民は650万人に達しているということです。
(中国国際放送局)
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