新華網ワシントン5月4日 米ホワイトハウスのアーネスト報道官は2日、オバマ大統領は日本が1945年に原子爆弾が投下されたことで謝罪を得るべきではないとみなしていると述べた。
当日の記者会見でアーネスト報道官は、オバマ大統領は広島への原子爆弾投下によって日本が謝罪を得られるとみなしているかどうかについて質問されると、「いいえ、大統領はそうは考えていません。」と述べた。
日本政府はかねてから、オバマ大統領が任期中に広島か長崎を訪問すべきだと何度も強く主張してきたが、この問題は米国国内では敏感なテーマに属している。オバマ大統領は5月に日本へ赴き主要7カ国(G7)首脳会議に出席する予定で、広島か長崎を訪問するかどうかが注目を集めていた。アーネスト報道官は2日、オバマ大統領の今回の行程はまだ最終的には確定していないと表明した。
国際社会は5月に一連の活動を行い、世界反ファシズム戦争勝利71年周年を記念する。日本はこれまで原子爆弾の爆撃を受けた唯一の国だ。侵略戦争を発動した日本にできるだけ早い降伏を促すため、米軍は1945年の8月6日と9日に広島と長崎に向けて原子爆弾を投下した。長期にわたり、日本はこれを利用して自らを第二次世界大戦の「被害者」として描いてきたが、日本が原子爆弾の攻撃に遭った歴史的背景についてはほとんど言及していない。
(新華社より)
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