新華網国連5月3日(記者/倪紅梅 顧震球)オブライアン(obrien)国連事務次長(人道問題 担当)は2日、45ヵ国の国家元首や政府首脳を含む約80カ国の代表らがまもなく開催される初の世界人道サミットへの参加をすでに確認していると述べた。
初の世界人道サミットが5月23日から24日にかけてトルコのイスタンブールで開催される。オブライアン事務次長は当日ニューヨークの国連本部で記者会見を行い、サミットの準備状況について紹介した。オブライアン事務次長は約80ヵ国から来た国の代表6000名余りがサミットへの参加を確認しており、それには各国の指導者を除く商業界、救援組織、民間団体の代表及び影響を受けた民衆、若者代表なども含まれると述べた。
オブライアン事務次長は、2015年には世界中で1億2500万人が人道援助を必要とし、6000万人が故郷を離れることを余儀なくされたと述べた。オブライアン事務次長は、状況は絶えず変化しており、人道主義的行動もそれに伴って必ず変化していかねばならない。各当事者は変化することを承諾し、より相応しい方式で救援を提供し、国連のシステム内で更に緊密に協力していかなければならないと表明している。
オブライアン事務次長は、今回のサミットは単に1度の寄付金集めの大会ではなく、その主な目的は各国が行動することにより人道援助の改善を確保することにあると語った。またオブライアン事務次長は、最近エクアドルで地震が発生した際、このような規模の災害に直面し、単独で被災者のニーズに対処することのできた国や組織は何処にもなかったので、必ず手立てを講じてより良いパートナーシップを構築するべきだとの見方を示した。
オブライアン事務次長は更に、サミット終了後国連の関連方面は報告書を作成し、各当事者が行った行動や承認に対して帰納を行い、今後人道主義的行動をより効果的に展開するための指導的な役割とさせていくと表明している。
(新華社より)
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