第6回北京国際映画祭の取引プラットフォーム「映画市場」が21日に終了した。会期は3日間。今年は企業 各種機関65カ所が49件の重要プロジェクトで合意に達し、取引額は163億3100万元(約2753億7千万円)で前年比17.96%増加し、3年連続で100億元(約1686億2千万円)の大台を上回った。「北京日報」が伝えた。
今年の映画市場には、国内外の映画界の専門家や出品者ら約1500人が参加し、3日の間にのべ3万人が展示ブースを訪れた。締結されたプロジェクトのカバー範囲は前回より広がり、映画プロジェクトへの投資や映画関連のクラウドファンディングだけでなく、映画産業のインフラ建設、映画をめぐる戦略協力、映画ファンドなども含まれていた。2011年の第1回映画祭での取引額は30億元(約505億7千万円)に届かなかったが、5年の間に成長を遂げ、映画市場はますます成熟に向かい、取引額は544%増加して、今では映画産業の発展のバロメーターになりつつある。
注目すべきは、今年取引されたプロジェクトには著作権の売買が少なくないこと、出品者が例年より12.5%多かったことで、中国の映画産業で著作権の意識が徐々に確立されてきたことがわかる。今回の取引調印式をみると、「バツイチは恋のはじまり」の中国語版のリメイク権、小説「あなたの世界から出ていく」の中の1編「生きた小エビ愛情」の映画化の著作権をめぐる協力などがあり、「永遠に消えない電波」リメーク版の計画も発表された。
映画市場の重要なコンテンツとして、今年はプロジェクトベンチャーユニットによる若い映画関係者の育成の働きが引き続き強化され、ベンチャー投資の件数は過去最高を更新し、プラットフォームが受け付けたプロジェクトは674件に上り、前年比48%増加した。映画市場の産業対話活動や特別活動がより多様化し、今年は26の活動が行われた。内容をみると、バーチャルリアリティなどの新技術がプロジェクトの立ち上げ、撮影、編集作業から鑑賞体験まで、映画産業のあらゆる方面に深い影響を与えていることがわかる。
(人民網日本語版)
関連記事: