中国社会科学院中国社会科学評価センター主催による中国先端シンクタンク建設学術シンポジウムが20日、北京で開催されました。中国全国のシンクタンク研究機関、関連企業、学校などから研究者二十余名が参加しました。シンポジウムの会期中、研究者らは各々が在籍する研究機関の実態に合わせ、先端シンクタンクとしての経験や、各機関の特色、未来の発展及びこれから起こり得る問題などの議題を巡って討論会を行いました。
中国社会科学評価センターの研究者らはまた、日本、西アジア、アフリカ、ラテンアメリカなどの国家と地域のシンクタンクの発展状況を紹介し、これら諸外国の機関から学べる点などを説明しました。
日本地域のシンクタンク研究を担当する胡薇副研究員は発展過程、類型区分、分布規模、人員構成、資金源などの方面から日本のシンクタンクの状況を紹介しました。その上で、日本を参考とした関連法律の整備を強調したほか、資金源の拡大、戦略の透明性の強化、専門的なシンクタンク評価システムの発展や人材育成、政府との良好な双方向性の確保を呼び掛けました。
中国社会科学評価センターは2013年12月に成立され、昨年の11月に「世界シンクタンク評価レポート」と「世界のトップシンクタンク100」を発表しました。
(中国国際放送局)
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