日本の熊本県で強い地震が発生し、深刻な被災状況となっているが、「火事場泥棒」が現れている。熊本県は18日、私服警官を増員し、被災者の財産の安全を守ると発表した。
被災地の益城町で暮らす男性は18日、空き巣被害が深刻だと話した。犯人は偽造した取材許可証を使い情報を収集しており、さらには警察や調査員のふりをし、堂々と出入りしている者もいる。また引越し業者のふりをし、車に直接積み込んでいる者までいる始末だ。男性は、「被災地では最近、不審者が特に多い」と述べた。
記者が被災地を取材したところ、警察が被災した家屋を頻繁に出入りし、調査を行っていた。本物の警察か偽物か、一般人には確かに判断しがたい。日本の警察庁は、16−17日に約20件の空き巣被害による通報を受けたと発表した。そのすべてが、熊本市を中心とする被災地で生じた。多くの被災者が自宅を離れ外で避難生活を送っており、犯人につけ入る隙を与えている。
これらのほとんどが、組織的な犯行だという。現地の警察は住民に対して、盗難を防ぐため貴重品を携帯するよう呼びかけている。熊本県警はパトカーで24時間態勢のパトロールを実施し、警戒を強めている。TBSによると、警察は救助に忙しく、実際の死傷者数を確認できていないという。
(チャイナネット)
関連記事: