新華網バンコク3月21日 (新華社記者/李颖、龍東婕)「瀾滄江-メコン川地域は国境と隣接し、人文関係が緊密で、協力の基盤が深く、協力分野が広範にわたり、その潜在力が莫大だといえます。中国とメコン川流域国の協力機構は、関連諸国が政治的相互信頼を強化し、実務協力を促進し、相互理解を促進し、互恵ウィンウィンを実現させるのに役立つ見通しです。」とタイ・開泰銀行のシニア・バイス・プレジデント(senior vice-president、略語:SVP )の蔡偉才氏は先日新華社記者のインタビューに応じた際語った。
今年は瀾滄江-メコン川協力メカニズムのスタートの年にあたり、中国とASEANの対話樹立25周年でもある。蔡偉才氏は、瀾滄江-メコン川協力メカニズムは、当地域における発展の程度が異なる経済体間の資源補完や長所・短所の相互補完及びバランスのとれた発展の推進に役立つだろうと強調している。
蔡偉才氏は次のように語った。瀾滄江-メコン川流域6カ国が瀾滄江-メコン川協力メカニズムを通じて生産能力の協力を強化し、生産資源(Production Capability)を合理的に配分し、関連諸国の市場競争力を強化させていく。瀾滄江-メコン川協力メカニズムはミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナムという4カ国の経済発展を促進するのにも役立ち、これらの国々をASEAN経済共同体により着実に溶け込ませるよう促進するだろう。
蔡偉才氏はまた次のような見方を示した。瀾滄江-メコン川協力は相互接続、生産能力協力、クロスボーダー 経済協力、水資源協力、農業や貧困削減協力といった5つの方向から優先的に推進し、大メコン川流域地域(GMS: Greater Mekong Sub region)の国家間における発展格差の縮小、当地域の経済社会の持続可能な成長の促進及び地域の民衆に幸福をもたらすことに対し、直接的且つ効果的な役割を果たす見通しだ。
(新華社より)
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