新華網北京2月23日 北京青年報によると、「アップルペイ」は先週、導入された後、幅広い注目を集めた。多くの人が支付宝と微信の決済サービスと「アップルペイ」を比較した。北京青年報の記者はこのほど、次の2つの観点を見出した。一つは、銀聯とアップルは提携時期が遅く、消費者の利用習慣が根強いことから、「タッチ決済」派が支付宝と微信の決済サービスの主流の地位を揺るすことは難しいと言える。もう一つの観点として、アップルを除き、銀聯のモバイル決済サービス「雲閃付」は、NFC機能付きのすべての携帯電話と提携できるため、今後にかけて銀聯は主導的な位置を奪回し、支付宝と微信決済サービスの機能に大きな打撃を与える可能性がある。
「アップルペイ」の導入は、支付宝と微信などの決済機能に大きな打撃を与えるだろうか。あるアナリストは、次のように分析する。銀聯と「アップルペイ」、「サムスンペイ」との今回の提携は、銀行、スマートフォンサプライヤーとの連携が目的であることは疑いないく、NFCモバイル決済を通じて、現在、主流となっている支付宝、微信などのQRコードを読み込む決済システムに対抗する。
QRコードの読み込みと比べると、NFC機能付きスマートフォンは、SEチップのハードウェアのパスワード設定とソフトウェアのパスワード設定を組み合わせた方式を採用し、0.1秒足らずでIDと秘密キーなどのデータ伝送を完了できる。ハッカーがこれほど迅速なデータ交換条件のもとで、無線通信用コードを盗取し、解読する確率は十分に低い。また、NFCが求める通信距離はRFIDに比べて近距離で、通常は10センチ以内の距離になるため、その安全性もRFIDより高くなる。また、現在のQRコード読み取り決済、音声認証決済、声紋認証決済と比べてより一層、安全と言える。
多くの業界関係者は次のように認識している。将来的に銀聯がモバイル決済分野でシェアを拡大するにつれて、モバイル決済の混戦時代が到来すると予想される。しかし、各社の最終目的は生存競争ではなく、モバイル決済の収益増を共同で実現することで、消費者はより多くの最適な決済サービスを選択できる。(程婕)
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