申年が到来した。人気のある干支と第二子政策の影響で、多くの地域で「申年生まれの赤ちゃん」が増加している。新たなベビーブームの到来に伴い、ベビーシッター市場も勢いを増している。「1~2万元の高給でも見つからない」、「半年待ちは当たり前」といったニュースがよく見られるようになった。ベビーブームは「ベビーシッター不足」を招くのだろうか。ベビーシッターは本当に給料がうなぎのぼりなのか。取材してみることにした。
月給1万元のベビーシッターが大人気?
確かにベビーシッターの需要は明らかに増えている傾向にある。それにつれてベビーシッターの給料も上がっている。
報道によると、今年1月から広東省や四川省、吉林省などでベビーシッターの給料が高騰している。ある都市では20%も上昇した。北京のある企業で働く林さんは、1か月ほど前に母親になった。子供を育てる経験がなかったため月給1万元のベビーシッターを雇った。1か月26日出勤である。
「育休の間はインセンティブがもらえないので、毎月の収入はわずか3000~4000元。我が家のベビーシッターの稼ぎは、私をはるかにしのぐ」と林さんはため息をつく。
北京のベビーシッター会社をいくつか取材すると、現在北京における初級ベビーシッターの最低月給は6800元前後だという。人気のベビーシッターだと3万元に上るという。
「現在、1万元前後のベビーシッターを予約するお客様が多いですね。価格が比較的安い初級のベビーシッターと比べ、5年前後の経験がある上、ベビーシッターの資格やお乳をあげる資格など様々な資格証を持っています。3万元以上するベビーシッターは、通常10年以上の経験を持っています」と、ベビーシッター会社の徐亜敏氏は述べる。
関連記事: