中国航天科工集団第一研究院世紀衛星公司、中国移動(チャイナ モバイル)、三沙市政府、三沙市船務局が共同実施した、大型補給船「三沙一号」に搭載される艦載衛星通信システムプロジェクトがこのほど完了した。これにてモバイル通信の電波が、中国の南中国海を航行する船舶を初めてカバーした。光明日報が伝えた。
同船は今年の年初に初航海した、海南省三沙市の「生命の舟」だ。同船は三沙市永興島の軍民への物資補給および人員輸送の任務を担う。同船の艦載衛星通信システムは、電波の届かない遠洋でモバイル音声通話、データ通信という重要な作業を実現する。これによって船は航行中に、中国移動と中国電信(チャイナ テレコム)の4G電波を受信できる。乗客は航行中に通話できるほか、4Gインターネットでネット接続もできる。同船の衛星アンテナは軌道上の衛星を追跡し、高速かつ大容量のデータ伝送を実現し、信号伝送の高い品質を保証する。これは同船の海上作業、指揮 調整、領海 領土主権の維持に対して重大な意義を持つ。
(人民網日本語版)
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