イタリアの餃子
春節(旧正月、今年は2月8日)を控えたこの時期、餃子は多くの家庭の食卓に並ぶ。餃子は宋の時代(960 - 1279年)に中国の北方からモンゴルに伝わり、モンゴル帝国の拡大とともに世界各地へと伝わっていったとされるが、ここで世界各地の餃子の食べ方を見てみよう。北京日報が伝えた。
朝鮮の餃子は牛肉がメインの具だが、さらにたっぷりの唐辛子も一緒に包み込み、半月型にして立たせる。
ベトナムの餃子は魚が具となる。さらにオレンジの皮や豚肉、卵も加えられ、仰向けに寝かせるように包む。
ロシアの餃子には牛肉やニンジン、卵、たまねぎ、塩、旨味調味料などが入れられる。スパイスに唐辛子の粉末が入れられることもあり、サイズはかなり大きい。餃子は牛骨スープで煮られ、このスープが一品目に、餃子は二品目に出てくる。
インドの餃子の作り方はロシアと似ているが、サイズはロシアよりでかい。煮るのではなく焼いて食べられる。
メキシコ人はたまねぎ、牛肉、トマト、パセリなどを具にするのを好む。皮は捏ねるのではなく手で押して長方形にする。包み終わった餃子はトマトや唐辛子、たまねぎなどを入れたスープで煮て、食べ終わってからスープを飲む。
イタリアの餃子の具はチーズやたまねぎ、卵をメインとし、ほうれん草や牛肉を入れることもある。鶏肉とチーズをメインにするものもあり、主にバターとたまねぎ、レモンの皮、ナツメグといった調味料を加える。皮は細長く、スプーンでひと匙ずつすくって皮の上に均等に並べ、皮の両端に水をつけ、上から同じ長さの皮を被せ合わせてから包丁で一口サイズに切っていくというもの。
ハンガリーの餃子の具はスモモや杏、梅などで作ったジャムだ。包む皮には小麦粉の倍はあろうかというマッシュポテトを塗りつけ、豚油や卵、砂糖、塩を入れる。
ベネズエラの餃子は世界一独特かもしれない。現地の白ねずみの肉を使い、ジャムや白砂糖を入れる。皮は黒麦粉を使い、煮終わると蜂蜜をかけて食べる。
(人民網日本語版)
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