新華網北京2月4日(記者/李峥巍、陽娜)中国は工業とインターネットの融合とイノベーションを配置し、効率化とアップグレードを促進するために、強烈なシグナルを再び放った。中国の工業、通信インターネット企業、大学及び外資系企業、計143の企業がこのほど、産業連盟を発足させ、中国の工業インターネットの発展を目指している。
新しく設立された「工業インターネット産業連盟」は航天科工、中聯重科、三一重工などの56社の工業関連企業と華為、アリババ(阿里巴巴)、大唐などの48社の情報通信企業、さらには大学、協会及び外資系企業などを含め、メンバーは計143団体に上る。
連盟は業界の技術的難題と技術基準などに照準を絞り、インターネットのイノベーションの優位性を利用し、中国版「インダストリー4.0」を目指して工業の効率化とアップグレードを推進する。
中国工業情報化部の懐進鵬副部長は、中国の22の工業分野のうち、7つは世界一位だが、「工業が規模化しても実力が伴わない」状況に直面していると説明した。
「BAT」(百度・アリババ・騰訊)を代表とする中国のインターネットのイノベーションは、工業界に重要な啓示を与えた。「ビックデータ、クラウドコンピューティング、モバイルインターネットの出現に伴い、インターネットは企業と産業に浸透し、工業の発展を支えている。」中国工程院院士で、中国インターネット協会の鄔賀銓理事長はこう語る。
インターネットは民生サービスと情報提供だけでなく、産業価値も生み出すことができる。「工業インターネットは人とデータと機械を結合させ、大量なデータ分析を通じて、改善の方向を探し出し、効率とコアコンピタンスを向上させる。」米国ゼネラル・エレクトリック大中華エリアの楊涛総経理はこのように説明した。
専門家は次のような見解を示した。中国は世界先端のインターネット・アプリケーション市場、イノベーション市場に成長した。現行の消費インターネットのイノベーション能力を生かして、中国が独自の「インダストリー4.0」路線を探すように効果的に推進し、これを基盤に製造業強国の列に加わる有望がある。
(新華社より)
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