アリババ(阿里巴巴)集団はこのほど、2015年第4四半期(10-12月)業績報告を発表した。同期にアリババの小売プラットフォームで行われた取引の金額は社会消費財小売売上高の11.3%を占めたほか、阿里雲(アリクラウド)の売上が上々で、前年同期比126%増加したという。「京華時報」が28日に伝えた。
同報告によると、同期のアリババの収入は345億4300万元(1元は約18.3円)に上り、同32%増加した。米国会計基準以外の基準で計算すると利益は191億1100万元で同27%の増加となる。中国の小売プラットフォームの有効利用者数は4億700万人に達し、同期に2100万人増加した。モバイルプラットフォームの月間有効利用者数は3億9300万人に上り、同期に4700万人増加した。小売プラットフォームの取引額は9640億元、うちモバイルプラットフォームが68%を占めた。また同期には天猫(Tmall)の収入が1260億元に達した。
国家統計局が発表したデータをみると、15年第4四半期の社会消費財小売売上高は8兆4851億元だった。アリババプラットフォームは小売売上高の11.3%を担ったことになる。
アリババは今回からO2O(オンラインツーオフライン)プラットフォームの「口コミによる業績」も発表することにした。同期の口コミに基づく取引額は158億元に達したという。
(人民網日本語版)
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