11月22日、中国国務院の李克強総理はマレーシアのクアラルンプールで第10回東アジア・サミット(EAS)に出席した。これはサミットの前に、指導者たちが一緒に撮影した写真だ。
【新華社北京11月25日】中国国務院の李克強総理は11月20日から23日にかけてマレーシアの首都クアラルンプールで東アジア指導者のシリーズ会議に出席し、またマレーシアを公式訪問した。李克強総理は中国のASEANとの協力強化、東アジア地域の協力及び中国・マレーシアの二国間関係の向上について一連の提案と主張を提起し、高い評価を獲得した。中国とASEANはまた自由貿易区のアップグレード版に関する議定書に署名し、『中国-ASEAN平和と繁栄の戦略的パートナーシップ合同宣言に向けた行動計画(2016-2020)の実施』を採択しており、これらの具体的な成果は幅広い賞賛を獲得した。
融合により発展を求め 地域の繁栄を促進
中国-ASEANビジネス協会の会長で高級顧問の李鍵雄氏は、次のように述べている。李克強総理が東アジアサミットで地域経済の一体化推進の加速、政治・安全保障対話の積極的展開、アジア文明間の対話と交流の強化といった3つの見方を提起したことは、1つのたいへんすばらしい総括であり概括だといえる。政治的相互信頼は経済協力の促進にとって非常に重要で、経済貿易往来の深化も異なる文明間の交流と対話を促進する見通しだ。政府間協力と民間協力は、地域の一体化を共に推進することができ、相手側には味方がいて、味方側には相手がいるといった融合的な状態を達成させるだろう。
元マレーシア上院議長の曽永森 (Michael Chen Wing Sum )氏は、中国が提起した「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案は当地域ひいては世界経済の発展に役立ち、更には世界の平和と安定を増進するものとみなしている。
カンボジア外務国際協力省の国務秘書、Kao Kim Hourn 氏は、ASEAN諸国の指導者は、中国がASEANのインフラ建設に対して行った貢献を歓迎するとの見方を示している。