23日午前、「世界ロボット大会」が北京で開幕した。
大会の司会を務めた政治協商会議全国委員会副主席で中国科学技術協会主席の韓啓徳氏はこの中で、「21世紀に入って以来、世界の科学技術は引き続き革新を進め、新たな科学技術革命と産業革命がこれに応じて生じつつある。情報・生命・材料などの技術の交差と融合も進み、新たな経済成長分野が絶えることなく現れ、革新・協調・グリーン・開放・共有は発展の主旋律となり、人類社会の発展はさらに高い段階へと歩みを進め、知能社会の実現は急速に近付いている。ロボットは知能社会の重要な切り口であり、人類の生産方式と生活方式を変えつつある」と語った。
「ロボットの発展すでに世界の共通認識となっている」。韓氏によると、美国の「再工業化」や「産業インターネット」戦略、ドイツの「工業4.0」戦略、日本の「ロボット新戦略」、欧州の「SPARC」計画、韓国の「ロボット強国」、フランスの「新工業フランス」、中国の「中国製造2025」戦略はいずれも、発展の重点をロボットに定めている。世界の科学技術の革新と産業局面に対してロボットは重大な影響をもたらしつつある。
2015年世界ロボット大会は、「協同・融合・ウィンウィン、知能社会の実現に向けて」を主題とし、フォーラムと博覧会、ロボットコンテストの3つの活動が行われる。200人余りの専門家・学者が基調講演と12のテーマ別フォーラムに参加し、209社の世界の有名企業や研究所、大学が、ロボットの最新の成果を展示する。さらにロボットを愛する青少年の代表チーム145組がロボットに対する熱意と創意を披露する。「世界のロボット分野の歴史に残る盛大な会となる」と韓氏は期待を示した。
開幕式には、米国やドイツ、フランス、日本、韓国、香港特別行政区やマカオ特別行政区、台湾地区などの16カ国・地域の大学や研究所、企業の代表、青少年ロボットコンテストに参加する選手、12の国際組織の代表が出席した。同日午前には、大会開幕式と基調報告会が行われた。メインフォーラムでは、国内外から招かれたロボット分野の著名な学者や専門家が、大会のテーマをめぐって、戦略と動向、技術と革新、産業と応用などに関する基調報告を行った。
(チャイナネット)
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