【新華社ベルリン11月20日】『国連気候変動枠組み条約』(以下、『条約』という)クリスティアナ・フィゲレス事務局長は18日、中国の気候変動に対処した行動は印象が深く、模範と称することができると表明した。
フィゲレス事務局長は同日、ドイツのボンで記者会見に出席し、「気候変動への対応策で模範になる国はどこか」という質問に回答した際に、中国を挙げた。
フィゲレス事務局長は依然として発展段階にある国として、中国は「非常に印象深い」気候変動に対処した行動を起こしたと述べた。中国は国連に正式に提出した「国家の自主的な貢献」を示す文書に、温暖化ガスの排出量削減目標を2030年前後にピークに到達させることを確定し、2017年に全国で二酸化炭素排出取引システムを導入し、気候変動に対処した行動を「第13次五カ年規画」の発展規画に入れる方針を示した。これらの行動は気候変動問題への対応における中国の「非常に真剣な」姿勢を表している。
計画に基づき、新しい国際気候変動協定はパリで開催される『条約』第21回締約国会議で合意に達し、2020年以降の世界的な気候変動に対処した行動を策定する。
フィゲレス事務局長は、パリ気候変動会議が計画に基づき11月30日に開幕する。これまでに約120名の国家元首と政府首脳がフランス側の参加要請に応じており、そのうち約80名の指導者が登録を完了し、一日目の首脳会議の出席を確定したと紹介している。フィゲレス事務局長は、各国の指導者が会議で世界経済の低炭素化へのモデル転換に対する彼らの見解を分かち合い、各国のモデル転換の加速のために努力する計画を紹介しようと期待している。
(新華網日本語)
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