【新華社北京11月20日】在フィリピン中国人各界連合会の許中栄会長は先日新華社記者の特別インタビューに応じた際、習近平主席がアジア太平洋経済協力会議(APEC)ビジネスリーダーサミットで行った基調演説は、フィリピンの経済界にとって重要な啓示の意義をもつだろうと語った。
習近平主席は基調演説の中で、アジア太平洋地域の発展と世界経済が直面する現実的な課題に対し、改革・革新の推進の堅持、開放型経済の構築の堅持、発展アジェンダの実行の堅持、相互接続の推進の堅持といった4つの提案を提起している。
許会長は、習主席は改革と革新の堅持、世界経済の深層にある問題の解決、発展理念や発展モデル及び発展ルートの革新への努力、アジア太平洋経済体のグローバルサプライチェーンにおける地位の向上を呼びかけているが、これらはサービス業に長じるフィリピンが真剣に研究すべきことだとみなしている。
「習主席が開放型経済構築の堅持を呼びかけていることは、正にアジア太平洋経済体が一貫して推進に努めてきたプロセスにあたります。習主席が自由貿易の段取りにおける断片化現象の変更を求めていることは、正にフィリピンの経済界の懸念の一つもあります。自由貿易の段取りは重複化を避け、より包容的な方向へ向かわなければなりません。」と許会長は語った。
許会長は次のようにみなしている。習主席が提起した「一带一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」の提案は、フィリピンに恩恵を受けさせることができ、フィリピンの労働集約型産業は「一带一路」においてその先行きに大いにやりがいがある。フィリピンは経済貿易や観光などの分野でAPECの相互接続の急行列車に搭乗し、フィリピンの経済発展に活力を注ぎ込む必要がある。
(新華網日本語)
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