フランスのテレビ局BFMTVの報道によりますと、フランスの警察当局は14日、フランス国民1名が前夜パリで起きた多発テロに関与していたことを確認したということです。
報道によりますと、警察当局はコンサートホール「バタクラン劇場」でテロを実施した1人の実行犯に対して指紋の鑑定を行った結果、フランス人であることが確定されたということです。
このほか、警察当局はサッカー競技場前で見つかった実行犯の遺体の近くで、シリアのパスポートが発見されたことについて、その真偽については調査中であるものの、その実行犯がシリア国内で「戦闘訓練」を受けた可能性があると考えられることを明らかにしています。
一方、過激派組織イスラム国(ISIS)は14日、犯行声明を出し、武装者8人をパリに派遣してテロを起こしたことを認めました。フランスのオランド大統領も同日、「パリにおけるテロ襲撃事件はイスラム国が起こした『戦争行為」である」とし、また、今回の襲撃は国外で計画されたものであるが、国内にも共犯者が存在するという見方を示しました。
(中国国際放送局)
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