当地時間11月14日、中国の習近平国家主席はトルコのアンタルヤでトルコのエルドアン大統領と会見した。 新華社記者 龐興雷 撮
【新華社トルコ・アンタルヤ11月15日】中国の習近平国家主席は現地時間14日、トルコのアンタルヤで同国のエルドアン大統領と会見した。
習近平主席は20カ国・地域グループ(G20)アンタルヤ首脳会議の成功な開催に祝意を表し、次のように指摘した。中国側はトルコ側がG20議長国を担当した期間に展開したさまざまな活動を積極的に評価している。中国は2016年のG20サミットを主催する予定で、トルコ側と緊密な協調と協力を保ち、G20がグローバルな経済ガバナンス分野において更なる役割を果たすことを推進し、世界経済の強い持続可能なバランスのとれた成長を促進していきたい。
習近平主席は次のように強調した。中土両国は戦略的疎通を強め、発展戦略をリンクさせねばならない。双方は間もなく政府間による「一帯一路」建設の共同推進の了解覚書に調印する。それは、双方が「一帯一路」の枠組内において各分野の協力を推進することに重要な政策支持を提供する。双方はシルクロード基金やアジアインフラ投資銀行(AIIB)などのプラットフォームを積極的に活かし、協力ルートとモデルを刷新し、共同発展と共同繁栄を実現すべきだ。中国側は、二国間貿易と投資において本位貨幣の使用を拡大し、貿易と投資の利便化を促進することをトルコ側と検討したい。双方は人文交流を拡大し、中土の友好な民間基盤を打ち固めるべきだ。双方は安全協力を深めねばならない。中国側はトルコ側と気候変動などの重大な国際問題と多国間機構内での疎通と協力を強め、中土両国及び幅広い発展途上国の共通利益を維持していきたい。
エルドアン大統領は次のように示した。習近平主席がトルコを訪れてG20サミットに出席することを歓迎している。土中両国は緊密なハイレベルと各分野の交流を保ち、相互理解の増進やコンセンサスの達成にプラスになり、両国関係の突っ込んだ発展の推進に非常に重要である。土側は対中国関係を十分重視しており、相互尊重を踏まえて、中国側と政治や経済、エネルギー、文化、安全、観光など各分野における協力を深化し続け、また、中国側と共に努力して、両国の貿易レベルを向上させることを望んでいる。トルコ側は「一帯一路」枠組内の協力に積極的に参加したい。中国企業のトルコのインフラ施設などの分野への投資拡大を歓迎している。トルコ側は決して、如何なる勢力がトルコで反中国活動と土中関係破壊活動を行うことを容認しない。
会見中、両国元首は一致して、フランスのパリで起きたテロ連続襲撃事件に厳正な非難を示し、国際社会が協力を強化し、統合てし施策を講じ、末梢と根本を兼ねて治め、テロリズムを共に取り締まることに賛成した。
会見後、両国元首は共に、「一帯一路」建設の共同推進に関する了解覚書、及びインフラ施設、輸出入検査・検疫など分野の協力書の調印式に立ち会った。(翻訳・編集/謝艶)
(新華網日本語)
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