「一帯一路」は地域の安定した発展を推進
トルコ経済政策研究基金の専門家、ウスル・シャハバズ氏も「一帯一路」構想とアジアインフラ投資銀行の将来性を高く評価した。シャハバズ氏は、世界のサプライチェーンは地域の政治的不安定性に寛容になることはできないため、地域間で多くの経路を連結させる必要があると強調した。
トルコ経済・外交政策研究センターの別の経済学者、パリン・イェニジー・ディラク氏はG20の発展途上国はより多くの国が直面する課題を世界の議事日程に入れるために重要な作用を発揮しており、G20の主要メンバーとして、中国は関連枠組みの拡大に重要な影響を及ぼすと認識している。
グローバルガバナンスにおける「責任ある大国」
フシャ経済研究センターのラマザン・タシュ主任は、中国は1997年アジア金融危機において「責任ある地域の大国」としての責任を担い、自身の責任ある行動によって、危機が世界的な危機へと拡大するのを防いだと指摘した。
タシュ主任はまた、中国は世界経済のガバナンス方式の改善において重要な責任を負うと述べた。タシュ主任は、世界経済の発展は寛容、共有、成長、調和、競争などの新しい価値観が求められるが、中国が先ごろ、採択した「第13次5カ年計画」は多くの方面でこれらの新しい価値観を体現していると評価した。