【新華社トルコ・アンタルヤ11月13日】20カ国・地域(G20)は11月15日から16日にトルコのアンタルヤでサミットを開催する。出席者は世界経済が包括的で安定した成長に向かうように、いかにして推進していくかを協議する。トルコ経済の専門家はこのほど、新華社記者の取材を受けた際に、中国経済の成長は世界のその他の国と地域にポジティブな拡散効果を生み出すと口々に語った。
専門家らは世界経済の動向に依然として不確定性がある厳しい状況のもとで、中国経済は成長が緩慢になり、下押しの圧力に直面しているものの、世界経済の成長への重要な貢献者だという見解を示した。
南南協力と南北協力を推進
トルコ経済・外交政策研究センターのモハメッド・アルダ執行取締役は中国経済と世界経済の双方向性は原材料の需給、輸出及び産業構造の調整と相互補完及び外貨準備などの多くの分野に関連しているとの考えを示した。
アルダ執行取締役は、次のように述べた。中国は南南協力の参加者及び推進者であると同時に、先進国の経済体との経済貿易における交流と融合を絶えず深めてきた。中国が提示する「一帯一路」構想とアジアインフラ投資銀行及び新開発銀行(BRICS銀行)開設の動きは、南南協力と南北協力の促進に向けて、「橋梁」としての作用を発揮する。