中国人客の旺盛な購買力により、日本人は「爆買い」という新語を創り出した。多くの中国メディアも報道の中で、この「爆買い」という言葉を使いたがる。しかし「爆買い」という日本語そのものにはからかうような意味合いがあり、世間知らずで何でも買いたがる「田舎者」に使われる。「新華ネット」が伝えた。
中国人の財布に目をつけた多くの日本人は、中国大手ECサイトのタオバオでネットショップを開設し、中国人に日本製品を販売している。夕刊フジが運営するサイト「ZAKZAK」は6月25日、「爆買い中国人に日本製品を高値で売る方法」と題した記事を掲載し、購買意欲旺盛な中国人に日本製品を売りつけ、訪日中国人観光客だけでなく、海の向こうの13億人を相手にするよう呼びかけた。
購買意欲を持つ中国人に対して、日本の一般人でも商品を高額で売りつけ儲けることができる。これはネットショップを通じた転売だ。記事はタオバオで店を開き、商品を高値で中国人に売りつける秘訣を伝授した。
中国のネット通販事情に詳しい関係者は、「世界最大のECサイトのタオバオでは、日本から持ち込まれた製品が多数転売されていて、日本ブランドの化粧品や目薬、ベビーカーなどの子供用品が2倍近い値で取引されている。中には6倍に近い値がつく商品もあり、ある日本人は2年間で600万円の利益を得た」と話した。例えば2万4000円の「救心」は4万円に、26万円の高級釣り竿は150万円に、3万円の「本間ゴルフアイアン」は15万円に、8万4000円の高級急須は16万4000円に、100万円の高級万年筆は135万円になる。
中国人留学生による転売は最近「資格外行為」として禁止されており、合法的に転売できる日本人に商機がもたらされた。多くの日本の店主は中国語ができず、ネットショップの説明文はオンラインサービスで翻訳した中途半端な日本語・中国語で、逆に中国人に日本人の店だと信じさせることができる。出品から決済までを代行する業者も存在するので、簡単に取引できる。通関する荷物の数が多すぎてほとんど課税されていないのが現状で、もし課税されたら受取人が納税すればよく、日本側には損失がない。
(チャイナネット)
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