中国商務省は5日報告を発表し、2015年の中国の輸出規模が去年同期と比べ、ほぼ横ばいとなると見込んでいます。
これは中国商務省がこの日に発表した「中国対外貿易情勢報告(2015年秋季)」で述べたものです。
去年年に、中国の輸出入総額は26兆4300万元(約507兆円)、一昨年と比べ、2.3%増えました。そのうち、輸出総額は14兆3900万元(約276兆円)で4.9%の増加となり、輸入総額は12兆400万元(約231兆円)で0.6%減少し、貿易黒字は45.9%拡大したということです。
なお、今年の1~9月、中国の輸出入総額は17兆8700万元(約342兆7500万円)で去年同期と比べ、7.9%減少しました。そのうち、輸出と輸入はそれぞれ1.8%と15.1%減少し、貿易黒字は82.1%拡大したということです。
報告書は「第四四半期、中国が直面している対外貿易情勢は依然として厳しい。外部の需要が弱く、内需が不振し、それにバルク商品の価格は持続的に低下しているなど、中国の対外貿易の成長に影響を及ぼしている」としました。
(中国国際放送局)
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