【新華社ハノイ11月6日】習近平中国共産党中央委員会総書記・国家主席は5日、ハノイで阮富仲（グエン・フー・チョン）ベトナム共産党中央委員会書記長と会談を行った。双方は「長期安定、未来と向き合う、善隣友好、全面協力」の方針及び「良き隣国、良き友人、良き同志、良きパートナー」の精神を執り、中国とベトナムの全面的戦略パートナーシップが健全で安定した発展を維持するように推進することで合意した。
習近平主席はベトナム共産党創立85周年、ベトナム建国70周年に対し丁重に祝賀の意を表した。
習近平主席は中国とベトナムの両党と両国関係の発展について、7つの提言を行った。第一に、政治的指導を強化し、ハイレベル交流の伝統を維持し、両党両国の上層部の疎通と相互信頼を増進し、二国間関係に対する政治的指導とトップダウン設計を強化する。第二に、党の交流を深化し、両党の新しい党政幹部育成協力計画を適切に実施し、両党の理論シンポジウムを的確に開催する。第三に、発展戦略をリンケージする。中国とベトナムの発展は相互に機会をもたらし、両国は「一帯一路」と「両廊一圈」の枠組み内の協力を拡大し、生産能力提携を強化することで重要な共通認識に達している。第四に、双方は両軍、国連平和維持活動事務、安全保障、麻薬撲滅、出入国管理、通信詐欺の取締り、インターネットセキュリティーなどの分野の交流と協力を強化する。第五に、友好的感情を増進し、両国の人文交流を強化し、ニュース、文化、教育、観光、青年などの分野の協力を深め、中国とベトナムの友好的な民意の基盤を強固化する。第六に、海上協力を推進し、双方が達した共通認識を着実に実行し、二国間協議を正確なルートとし、協力と開発を共同目標に据え、海上の対立に適切に対処して管理・コントロールし、共通認識を徐々に蓄積し、共通の利益を拡大する。第七に、国際協調を強化する。
阮富仲書記長は、次のように表明した。習近平総書記・国家主席がベトナムと中国の国交樹立65周年を迎える年に、ベトナムを国事訪問することは重大な意義を持つ。ベトナム共産党と政府及び人民は一貫してベトナムと中国の関係を大切にし、「十六字」方針と「四好」の精神に照らして、ベトナムと中国の全面的戦略パートナーシップが深層から発展するように推進し、互恵互利の協力を拡大し、分岐を効果的に管理・コントロールする姿勢を堅持する。ベトナム側は両党と両国のハイレベル及び各級別の緊密な交流を維持し、二国間貿易の持続可能な発展を促進し、「両廊一圈」と「一帯一路」構想の発展に向けて協力を推進することに賛同する。中国側がベトナムのインフラ、ハイテク分野への投資を増加し、双方が人文、防衛実務、安全、犯罪取締り、地方などの分野の交流と協力を拡大することを歓迎する。
（新華網日本語）
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