▽より快適に 定員158 中央座席が0.5インチ広く
C919は中国独自開発の次世代ジェット旅客機で、2008年に研究開発がスタートした。中国の重要科学技術特定プロジェクト16項目のうちの一つでもある。室内は1通路(ナローボディ)を採用し、基本機種は定員158人で、国際航空市場で現在最もよく利用されているエアバス「320」やボーイング「737」に相当する。全長約39メートル、全幅約36メートルで、同タイプ機よりやや大きい。また複合材料と新型の航空機用合金を大量に使用し、機体が大きくなっても、機体総重量は合理的な水準に保たれている。
C919の室内は同タイプ機よりやや広く、1メートル90センチほどの背の高い人でも頭がつかえることなく歩けると同時に、荷物棚の空間が大きく設計され、小柄な人でも荷物の出し入れがしやすい。中間の座席をやや広く取り、国際航空で使用する機体の標準座席仕様より0.5インチ広くしており、乗客の出入りはスムースだ。