韓日首脳会談で両国の立場の対立が再度確認され、半分成功したままで終了を迎えたと、韓国メディアは3日に伝えた。その要約は次の通り。
韓国では会談の前、今回は韓国の朴大統領と日本の安倍首相の初の公式会談だが、歴史問題、特に慰安婦問題での意見の対立が際立つため、打開策を見出すのは難しいという見方が主流だった。
韓日首脳会談後であるはずだった共同声明や共同記者会見はなく、昼食会や夕食会までも省かれ、悲観的な雰囲気と無関係とは言えない。
予期されたとおり、両国首脳は「協商を加速し、慰安婦問題の早期解決を促す」と表明し、原則的な合意に達しただけで、実質的な解決案については結論を出さなかった。韓国の野党を中心に、「会談は失敗」という声が上がったのも頷ける。
しかし、もっぱら消極的に捉える必要もない。今回の会談の目標を「行き詰まった韓日首脳対話の再開」に設定すれば、ある程度の成果は認められる。盧武鉉・小泉純一郎、李名博・野田佳彦会談のように、言い争いになった韓日首脳会談も珍しくない。
両国間の危険な局面から考えると、会談が無事に終わったのもある程度の成果として認めるべきである。
今回の会談をきっかけに、両国関係は「ねじれ」から対策模索のパターンに切り替わった。今後も首脳が頻繁に会見して、ようやく両国の冷え切った関係を改善できる。
(チャイナネット)
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