米ウェブサイト「Next Big Future」はこのほど、「中国が日本を追い抜き、アジア最強の海軍を保有へ」と題した記事を掲載した。内容の要約は下記の通り。
海上自衛隊は4隻のヘリ搭載駆逐艦、16隻の潜水艦、44隻の駆逐艦 護衛艦を含む138隻の軍艦を保有している。中国海軍は6隻の052C型、5隻の052D型ミサイル駆逐艦を保有している(中国式イージス艦が11隻)。他にも4隻の052D型ミサイル駆逐艦を建造中だ。中国はさらに、2隻の052B型、2隻の051C型駆逐艦を保有している。中国海軍はさらに、4隻のロシア製ソブレメンヌイ級駆逐艦を保有する。中国は22隻の054型、054A型護衛艦を持つ。中国は最終的に、より先進的で排水量が1万2000トンに達する055型ミサイル駆逐艦を就役させる。その時に、中国海軍の作戦能力は自衛隊を超越することになる。
中国海軍、攻防バランスよく発展
軍事コメンテーターの宋忠平氏は、中日の全体的な作戦能力を比較し、「海上自衛隊は機雷除去、防空、対潜の高い能力を持つ。これには米国から購入した100機余りのP-3C対潜哨戒機が含まれる。これは米国が、日本の軍事戦略が米海軍の軍事戦略に従属することを願っていることを示している。日本は作戦任務を遂行する際に、米国に手を貸すことができる。次に日本の対艦能力と対地攻撃能力は低い。これは米国が強いためで、日本は攻防を兼ね備える必要がない。ゆえに日本のシーパワーの発展は不均衡だ。中国海軍はバランスよく発展しなければ、独立した海上作戦能力を手にできない。中国は現在、さまざまな新型戦艦の開発に取り組んでいるが、これは攻防を兼ね備えるためだ」と指摘した。
注目すべきは、日本が海上作戦の十分な経験を持つことだ。宋氏は、「第二次大戦中に大海戦を展開したのは、米国と日本のみで、両国は空母会戦を展開した。日本の海上自衛隊は多くの経験を蓄積しているが、中国海軍の作戦経験には不足がある」と分析した。
(チャイナネット)
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