2015年10月29日、新浪新聞によると、中国の一人っ子政策の完全廃止をめぐる意識調査で、回答者の約4割が二人目の子を持つことに消極的であることが分かった。
中国政府はこの日、1979年から続けた同政策を完全に廃止すると発表した。意識調査は新浪新聞がインターネットユーザーを対象に実施したもので、同日夜9時30分の段階で4万5000人以上が参加。うち、二人目の子を持つことに肯定的な回答を示した人は33%、否定的な回答は38%で、「状況を見てから考える」と答えた人は29%だった。
肯定派からの意見としては「子ども一人だけだと寂しすぎるから、制限廃止に賛成」などの声が聞かれたが、否定的な考えを示した人の中からは「経済的な負担が大きく、育てることができない」「自分は農村で暮らしている。独身男性は結婚相手探しに苦労しているというのに、二人目解禁でさらに男性が増えたら嫁不足がさらに深刻になる」「二人目を生みたいとは思うが、経済的なことを考えると無理。両親も年を取るから介護のことも考えなければいけない」といったコメントが寄せられている。
(新華網日本語)
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