【新華社北京10月29日】海外メディアは最近、現在開催中の中国共産党第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)と審議中の「第13次五ヵ年」計画に対し次々に注目し、中国の安定と発展は世界経済にとって極めて重要で、中国政府は改革を一層揺るぎなく推進させてゆくものとみなしている。
全体会議が世界中の注目を集める
米国『ウォール・ストリート・ジャーナル』のサイトは、第18期中央委員会五中全会では、今後政府による経済活動への介入を減らす青写真を描き出す見通しだ。中国共産党が行ってきた複雑なプロセスの業務は、世界経済にとってその意義が日増しに重大になりつつある。この点はかつて外部から見落とされていたと伝えている。
フランス通信社(AFP)は、第18期中央委員会五中全会で経済改革に焦点が当てられる見通しであることは、国内総生産(GNP)の成長目標を引き続き追求するか、また改革の推進により国のあらゆる潜在エネルギーの発揮に助力するかに対し、選択を行うだろうと伝えている。
『Australian Financial Review』は、中国は今後厳格な環境保護政策を導入し、社会保障制度の範囲を拡大させ、また新たな出産政策を実施することが見込まれると伝えている。
中国の安定的な成長は世界の利益に一致する
フランスの重要なメディア『 レ・ゼコ』紙は『中国の計画』と題した社説を特別に発表した。社説は、中国が安定的にその発展の道を継続することは、世界の利益に一致する。中国の今年の世界経済成長への貢献度は32%となる見込みで、中国の投資が世界の投資総額の30%を占めていることから、中国経済の運命は世界の運命と密接に関連し合っていると強調している。
ブラジルのウェブサイト『RedeNet』が発表した文章は、今後の5年間は中国の小康社会の全面的完成にとって非常に重要だと伝え、また、専門家の分析を引用して次のように伝えている。「新常態(ニューノーマル)」の下での経済目標は主に、世界に利益をもたらすことのできる経済規模、世界の経済発展の活性剤となることが可能な安定成長、世界市場とのより深いレベルでの融合、国内市場の活力を刺激することが世界に新たなチャンスを与えるための革新でもあること、国際的に認められる経済力を絶えず強化し獲得することといった5つの重要な面で体現されている。
中国の揺るぎない改革推進に世界が注目
日本・時事通信社は、中国経済はすでに「新常態」に入り、安定を保ちながら成長を進めてゆくことが求められ、「第13次五ヵ年」計画において経済成長目標がどのように設定されるかについて、世界中が注目していると伝えている。日本・共同通信社は、「第13次五ヵ年」計画の中で、中国政府は質重視の持続可能な発展の実現を目指してゆく見通しだと伝えている。日本『毎日新聞』は、中国が改革を深化させ、消費が主導を占める経済発展モデルを実現させることができるよう期待していると伝えている。
オーストラリア豪中関係研究所の羅震副院長は、次のように述べている。すべての国にとって、安定した経済成長を維持することは骨の折れる任務だといえる。中国は揺るぎない経済改革により生産効率を高める必要があるだろう。中国が「中所得国の罠」を避けることができると信じているが、これにはイノベーションや企業家精神の促進に対して極めて重要な法治制度を確立する必要がある。
(新華網日本語)
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