第1回世界生態系管理フォーラムが25日、北京で開催されました。このフォーラムは、「エコシステムの持続的な発展目標の実現及び気候変動への対応における重要な役割」をテーマに討議を行うものです。
張建龍中国国家林業局長は、このフォーラムで「中国は、持続可能な発展という原則を国家の政策と計画に取り入れ、これまでに一連の重点的な生態管理プロジェクト、例えば、耕地の森林還元、天然林保護、砂塵の防止と対処、野生動植物保護、自然保護区設置等の施策を実施し、自然 エコ資源の減少と退化の趨勢に歯止めをかけている」と述べました。
他にも、張局長は、中国の自然資源に関し、人工林の保存面積がおよそ7000万ヘクタールに上り、世界一の面積であり、森林植生による二酸化炭素の貯蔵量も84億トンに達していることや、全国の湿地総面積が5360万ヘクタール、各種自然保護区は2669ヵ所、その面積がおよそ1億4979万ヘクタールに達しており、これは全国の陸地面積の14.94%を占めるものであることを紹介すると共に、国の重点保護野生動植物の数量も、安定した上昇を示していることなどを紹介しました。
本フォーラムは、国際自然保護連合(IUCN)、中国国家林業局、北京市政府、アジア太平洋森林組織が共同主催したものです。
(中国国際放送局)
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