「今の英国」や「中英関係」に関して、中国人はどのようなイメージを抱いているのだろう?環球網はこのほど、「英国に対するイメージ」や「中英関係」についてオンラインアンケート調査を実施。中国人は英国を、重要な地位にある世界大国と見ていることが分かった。中英関係にはさらなる発展の余地を残している。環球時報が報じた。
同調査では、回答者の83.4%が、英国を西洋諸国でトップ5位内に入れ、そのうちの半数近くがトップ3に入れた。第2次世界大戦後、英国の国力は低下しているものの、「太陽の沈まない国」と言われたその国際的な影響力は維持。「強大な英国」というイメージが今でも深く中国人の脳裏に刻まれている。
回答者の16%が、「英国」というと、「老舗の資本主義国家」を連想すると答えた。以下、「米国の兄弟分」(13%)、「産業革命」(12.6%)、「オックスフォードやケンブリッジなどの名門大学」(11.4%)と続いた。オックスフォードやケンブリッジなどの名門大学が、英国が誇りとする王室や世界金融センターなどを上回っていたことは興味深い。英国の教育の分野が中国人に高く評価されていることを側面的に示している。
英国の多くの特徴が、中国人の心に深く刻まれているものの、回答者のほとんどが、日常生活の中で英国とはほとんど関わりがないと明確に答えた。例えば、「日常生活の中で英国製品をよく使う」と答えた回答者はわずか0.9%。「あまり使わない」も19.9%で、61.3%が「基本的に使わない」、「使ったことが一度もない」と答えた。英国商品は中国市場に巨大なポテンシャルを有していることが分かる。
「中英関係は最高でどの程度まで発展するか?」については、「盟友レベルまで」の回答が2.4%、「パートナーであるものの同盟を結ぶほどではない『准盟友』」が21.9%だった。一方で、41.5%が、「戦略パートナー」と答えた。「政冷経熱(政治的には冷たく、経済的には熱い)の協力パートナー」との回答も24.8%あった。
ほとんどの中国人にとって、日常生活の中では、英国は遠い存在で、英国に対するイメージはさらに改善の余地があるものの、多くの中国人が中英関係が「黄金時代」を迎えることが、中国の外交にとって非常に重要な意義があると見ているのは疑う余地のない事実だ。中英関係の発展の見通しについて、悲観的な見方を示した回答者はわずか12%にとどまった。
(人民網日本語版)
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