財務省前財務官の山﨑達雄氏(中)は「第11回北京-東京フォーラム」経済分科会に参加する
財務省前財務官の山﨑達雄氏は、「日本はなぜアジアインフラ投資銀行(AIIB)の創設メンバーに加わらなかったのか?」との質問に対して、次のように答えた。
AIIBはアジア全体の発展に非常に大きな役割を果たし、責任ある有用な機関だ。日本はまだメンバーとなっていないが、創設メンバーと共にAIIBがより良く役割を果たせるよう努力していく。
日本側も参加の意欲はあったが、当時の判断としては、参加するにあたっての充分な根拠がなかった。しかし日本は、AIIBがアジア全体の発展に非常に有益だと認識している。
国家発展改革委員会(発改委)対外経済研究所の張建平所長は、「一帯一路」構想は開放的で寛容なプラットフォームだとし、中国側も日本の様々な形での参加を歓迎すると語る。また、国際協力銀行(JBIC)、国際協力機構(JICA)など、日本の複数の機関が参加に意欲的だと述べた。
日本は現段階でも経済のモデル転換を図っているが、海外で市場を開拓するべきだと指摘。「一帯一路」構想に基づき市場が育成されれば、日本の企業にも巨大なメリットをもたらすとしている。
(チャイナネット)
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