現地時間10月21日、中国の習近平国家主席はロンドンの金融街シティーの市庁舎ホールで『開放と包容を共に提唱し、平和と発展を共に促進する』をテーマとする重要な演説を発表した。新華社記者 鞠鵬 撮
習近平国家主席が今月19日から23日にかけて行ったイギリス公式訪問では、イギリス側の重視と最高レベルの礼遇を受けただけでなく、現地メディアや各界の人々にも広く注目されました。
現地メディアでは、イギリス各界が、習主席の訪問を「中英関係の発展を全面的に推進し、両国の21世紀におけるグローバルな全面的戦略パートナーシップの黄金時代を切り開くもので、イギリスは中国とチャンスを共有し、共に発展を求めていくべきであり、中国の平和的発展の理念も世界に繁栄をもたらすもの」と受け止められていることが伝えられています。
ほかにも、イギリスのオズボーン財務相は新聞「オブザーバー」に文章を発表し、「われわれは中国とともに、イギリスに『黄金の十年』をもたらすことができる黄金の関係を構築することを希望している。これはイギリスが逃してはならないチャンスだ。両国はまたとないタイミングを迎えており、われわれは今まで以上の努力で経済関係を強化し、イギリス企業の中国市場進出、中国企業のイギリス進出とイギリスへの投資を支えなければならない。近年ますます発展している中国がもたらすチャンスを十分に利用できるよう、手を打たなければならない」としています。
ケンブリッジ大学政治・国際関係研究学部のマーティン・ジャック教授は「ガーディアン」のウェブサイトに投稿し、「キャメロン首相が『イギリスは中国の西側での最も良いパートナーになれる』と語ったのは単なる外交辞令ではない。英中関係の『黄金の十年』も同じことだ」と述べています。
キャメロン首相は、「習主席の今回の訪英は両国関係を新しいステージに引き上げた。訪問期間中に双方が調印した数多くの協定は、絶えず発展する英中関係を強固にするものだ。われわれの協力関係の強化が、双方が共に期待する成長と雇用をもたらすこととなることを願い、貿易と投資が現代のシルクロードに沿って双方向に動いていけるよう希望する」と述べました。
(中国国際放送局)
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