イランの核開発問題をめぐり、アメリカ、イギリス 、フランス、ロシア、中国、ドイツの6カ国とイランは19日、ウィーンで初の共同委員会会議を開きました。中国の成競業国連ウィーン常駐大使は、中国代表団を率いて会議に出席しました。
成大使は「イラン核開発問題をめぐる全面的な協定は予定通り18日に発効した。これは6カ国とイランとの共同の努力による成果だ。各国側は政治的な意向を保ち続け、約束を履行し、協定の長期に渡る全面的で安定した実施行動を推進していかなければならない。中国は積極的に約定履行の準備作業、特にアラクの重水原子炉改造プロジェクト推進に取り組んでいく方針だ」と表明しました。
会議では、アラクの重水原子炉の改造、イラン核開発計画の軍事的問題など、核開発分野の措置と制裁解除の実行方法などが討議され、協定発効後における共同委員会の運営方法、協定の実施計画などが検討されました。各国側は「協定の予定通りの発効は協定実施のための重要な一里塚であるため、全面的でバランスの取れた協定実施を続けるべきだ」という点で認識の一致をみた他、中国のアラク重水原子炉改造プロジェクトの推進に費やした努力を評価しました。
(中国国際放送局)
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