国連安保理は17日、声明を発表し、リビア各方面が今月すでに合意している最終版政治協議に同意、調印すると共に、早期に民族団結政府を樹立するよう促しました。
声明は、「国連リビア支援ミッション(UNSMIL)のベルナルディノ・レオン特使の斡旋の下で、リビア各方面は全面的かつ広範的な話し合いを通して、今月すでに政治協定について最終文書をまとめている。この協定文書はリビアの政治や安全、内閣危機の解決に具体的なビジョンを提供するものだ」とした上で、「安保理の関係制裁委員会は、リビアの平和や安定、安全を脅かし、政治的な移行を破壊する者を制裁リストに盛り込んでいく」と強調しました。
リビアでは、2011年に内戦終決後もなお、政局は不安定なままで、去年8月から、二つの議会、二つの政府が並存する状態になっています。両派の武装衝突は絶えず、テロ組織や過激派組織なども勢力範囲を拡大しています。国連は、リビア各方面が政治対話を通じて民族団結政府を樹立することを促し続けています。
(中国国際放送局)
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