アジア太平洋における存在感を強化？
共同通信社によると、安倍首相は観艦式の閉幕後「いずも」に乗船し、米軍高官と会談した。その中には米海軍第3艦隊司令官のタイソン中将や在日米海軍司令官のカーター少将が含まれた。
ロイター通信は、米海軍第7艦隊司令官ではなくタイソン中将が米海軍を代表し観艦式に出席したことは興味深く、第3艦隊の西太平洋における役割の拡大の予兆のようだと分析した。
スコット Ｈ スウィフト米太平洋艦隊司令官は先月の談話で、日付変更線を基準に行動範囲を確定することの必要性を疑問視した。慣例によると、日付変更線から西の西太平洋地域は第7艦隊の行動範囲で、東は第3艦隊の行動範囲とされている。後者は100隻の艦艇（4隻の空母を含む）を保有する。
スウィフト司令官は、第3艦隊は西太平洋地域での役割を拡大し、司令部を日本に置く第7艦隊とより緊密に連携するべきとしている。米海軍太平洋艦隊の一部の高官によると、これらの調整は司令部や母港を移す必要はなく、第3艦艇が「前線」、つまり遠い戦場で巡航などの任務を遂行するだけで良いという。
ジョン リチャードソン米海軍作戦部長は15日に東京で開かれた記者会見で、「このような変化により、タイソン中将は西太平洋地域の司令官としての役割を演じる。米軍は同地域内の某エリアでトラブルが発生した際に、迅速に艦艇を派遣できるようになる」と話した。
リチャードソン作戦部長は、「タイソン中将がここに来たことは、米国が柔軟に一つでも多くの選択肢を残し、（有事の際に）迅速に反応しようとしていることを意味している」と述べた。
(チャイナネット)
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