実り多い経済貿易成果、原子力発電、高速鉄道協力の推進が期待される
中英経済貿易協力の発展は近年、強い勢いを見せ、中英関係の発展を推進する重要なエネルギーとなり、中英関係の「安定装置」になっている。両国は科学技術イノベーション、サービス貿易、地域協力及び第三市場の開拓などの分野においてもその協力は際立った実績と成果を収めている。
2014年に中英の二国間貿易額は808億7千万ドルに上り、前年同期比で15.3%増加し、5年間で倍増した。英国はEUにおいて中国の第二の貿易パートナーであり、最大の投資相手国でもある。中国はEUを除き、英国の第二の貿易パートナーになっている。
商務部の張驥部長補佐は、次のように説明した。習近平主席の訪英は実り多い経済貿易の成果を上げ、政府間協定もあり、金融機関と企業間の提携プロジェクトもあり、多くの分野をカバーしている。中英は高速鉄道、原子力発電、金融プロジェクトを切り口に、二国間投資協力の深層からの発展を推進していく。
「中国の広大な市場は英国への吸引力が大きい。英国国内の高速鉄道、空港などのインフラ建設分野は、中国のエネルギーを借りることを望んでいます。エネルギー、金融、人文などはすべて中英協力の重点分野になる。今回は新しい協力の成果を収めることが期待されます。」清華大学経済外交研究センターの何茂春主任はこう語った。
中英金融協力は近年、急速に発展している。2011年にロンドンでオフショア人民元市場の建設が始動した後、英国は二国間通貨スワップ協定の調印、条件に適合する人民元の外国の機関投資家限度額の獲得、人民元で価値を計算した金融商品の発行、人民元建て債券の発行、人民元決済銀行の選定、中国系銀行支店の設立許可などの多数の分野において初の試みがスタートした。
「ロンドン金融街は世界で最も影響力を持つ金融センターであり、人民元オフショア取引の重要拠点になっています。人民元の国際化は英国側の経験を参考にすることができます。中国はまた、インフラ、技術開発などの方面で高い競争力を備えています。中英経済貿易協力は補完性が強く、上昇空間が非常に大きいです。」と阮宗沢氏は述べた。