未来旅行の乗り物は時速800マイルの超音速列車と機体の透明な飛行機。ガイドは人ではなく各人のパソコンが、その人の好みに一番合うコースを教えてくれる。中には太陽系周遊プランの提案もあるかもしれない――英デイリー・メールは8日、このような『輝く未来旅行』がもはや単なる夢物語ではなくなった、との記事を掲載した。
この先15年の間に、デジタル技術の発展によって旅行の概念や予約の方式が様変わりになるという。航空券検索アプリのスカイスキャナーのCEOは「旅行の行く先を決め、予約するのはアマゾンで本を買うように簡単になる」と話す。ある未来学者は「パソコンで航空機やホテルのチケットを予約する時代は終わり、各人の時計やネックレスに組み込まれた専用機器が、リアルタイムで旅行を案内してくれる。画像は当然3Dである」と語る。
世界旅行が今よりずっと簡単になると、予想されるのは観光地の混雑である。そこで登場するのが「バーチャルトリップ」。
オーストラリア航空とサムスンはハミルトン島と提携して、「ハミルトン島 陸と海との360度パノラマバーチャルトリップ」の開発を始めた。
3Dヘルメットを着用すれは、現地に行かなくても、マンハッタンの観光を楽しんだり、キプロスのレストランを体験したりすることができる。4Dがさらに進化すれば、観光ニーズはさらに増えるとみられている。その時に、現地の負担を増やさずに旅行客のニーズに応えられるのが「バーチャルトリップ」というわけだ。
移動手段である航空機の運航も今とは変わっているかもしれない。現在は長い地上の滑走路を必要としている航空機の発着だが、将来は都心部の上空が滑走路代わりになっているかもしれない。
機体の内部も、垂直座席が増えるなどの変化があるかもしない。垂直座席は春秋航空や瑞安航空などですでに考えられている。機体の外部も軽量化のためにスクリーン状になっている可能性もあるという。
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