サウジアラビア工業団地の発電プラントプロジェクト発表会が今年8月、北京で開催された。中国企業を対象に、今後総工費170億米ドルに上るプロジェクトの入札が行われる見込み。祝賀の映像メッセージでサウジアラビア大使館の経済部参事官が口にしたのは中国企業の持つ『中国速度』と『世界品質』だ。「発電プラントの早期稼働に向け、 『中国速度』と『世界品質』に期待する」と述べ、中国企業に熱いエールを送った。
「中国速度」と「世界品質」を武器に、海外進出を加速する中国企業は海外で高い評価を博している。中国企業の強い競争力も、この二つのキーワードから生まれた。
米国のオバマ大統領も「中国速度」を称賛。昨年11月に北京で開かれたAPEC首脳会議から帰国したオバマ大統領はメディア取材に対し、「中国速度」への驚きを隠せなかった。APEC主会場がわずか1年で竣工したことを挙げ、「時間が経つにつれ、われわれの優位性が失っていく」と危機感を露わにした。