【新華社北京9月10日】多数の中米問題の専門家は9日、北京で開催された中米関係のシンポジウムで、習近平国家主席が間もなく今月下旬に行う米国への公式訪問は、両国関係が「肝心な時期における一度の肝要な訪問」にあり、中米関係の今後の安定に役立ち、プラスの成果の獲得が予測できるとの見方を示した。
中国国際問題研究院の阮宗澤副院長は次のように述べている。今の中米関係はすでに二国間関係を超え、ますますグローバルな意義を持つようになっている。中米関係の安定的な発展は中米両国の人民にとってメリットがあるだけでなく、アジア太平洋地域、更には全世界の平和と安定、発展にとっても重要な意義を持っている。双方は、気候変動、グローバルな公衆衛生問題への対応といったさまざまな方面で良好な協力を行っており、今回の訪問も前回の協力を継続し、拡大させるだろう。
中国現代国際関係研究院米国研究所の達巍所長は次のように述べている。中米関係は全体的に安定を維持しているが、今年以来、異なるレベルで異なる声が現れており、南海やネットワークセキュリティ、中国経済などの問題で、中国に対する米国側の懸念や疑念はある程度上昇している。習主席の今回の訪問は信頼を深め、疑念を解消する役割を発揮する見通しで、「米国政府、学者、商業界、民衆が中国のビジョンについて口にすることは、中米双方にとっていずれもメリットがあります」。
専門家は次のようにみなしている。今回の訪問は具体的な問題解決の推進に役立ち、両軍関係、気候変動などの問題で双方に進展が得られる見込みだ。外部が普遍的に期待する中米の二国間投資協定(BIT)に至っては、「比較的大きな突破が現れる」可能性があるだろう。
(新華網日本語)
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