(資料写真)
中国チベット自治区のラサ市とニンティ県を結ぶ高等級道路(高速道路、1級道路と2級道路の総称)の一部開通式が9日午前、タクツェ県で開かれました。チベット自治区成立50周年記念活動に参加した中国人民政治協商会議全国委員会の兪正声主席が中央代表団と共に式に出席し、開通を祝いました。
ラサ市~ニンティ県高等級道路は、チベット自治区の東部と中部を結ぶ重要な交通網で、大切な民生プロジェクトです。2013年に着工され、延長約400キロ、静態投資(物価上昇などを考慮しない投資)額が380億元(約7204億円)と予測されています。全線開通によって、ラサ市~ニンティ県の移動時間を大幅に短縮するほか、チベット自治区の観光業の発展に寄与するとみられています。また、産業のレベルアップも加速させ、人民の福祉構造に積極的な役割を果たし、辺境の安定を推進するなど、民族の団結を強化することにつながる、重要な意義を持つということです。
(中国国際放送局)
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