中国外務省の洪磊報道官は9日の定例記者会見で、「中国は確固として改革開放を推し進める方針だ」と述べました。
これは、中国欧盟商会が8日、中国は一部の分野で市場化の改革が後退しているとの報告を発表したことを受けたものです。
洪磊報道官は「改革開放は国策の基本であり、中国はこれに従い、確固として改革と開放を揺ぎなく推し進めていく。改革による成長を成し遂げ、改革が経済成長を促進させる潜在力を発掘し、構造改革の推進にも力を注ぎ、経済成長を7%前後に保つことが目標である。中国は今、新たにハイレベルな対外開放を推し進めているため、市場は開拓されつつある。政府は引き続き、市場アクセス、金融サービス、知的財産権保護などの分野で更なる動きをとる。また、国内外企業に一視同仁の姿勢で、公平で競争力のある市場環境を作り上げていく」と答えました。
そのうえで、洪磊報道官は「欧州連合(EU)は中国の全面的戦略的パートナーであり、中国最大の貿易パートナーでもある。中国とEUの経済貿易関係は、中国改革開放の過程において更に強化されると確信している」との見方を示しました。
(中国国際放送局)
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