【新華社北京8月18日】中国国家檔案局が15日、「『慰安婦』——日本軍の性奴隷」第一回の文献テレフィルム「日本軍『慰安婦』檔案」と说明のことば(ナレーション)をその公式サイトで公表した。
その第一回のナレーションによると、日本軍「慰安婦」制度とは第二次世界大戦期間に、日本政府が計画的に日本軍に性奴隷を配置するという制度である。「慰安婦」は日本軍に性的サービスを提供する婦女に対する日本側の総称で、女性の人権を露骨な踏みにじることである。
今日、慰安婦に対応する英語表現「Comfort Women「慰安婦」」もその悪質をはっきりと指摘できる「Sex Slaves「性奴隷」」に代わられつつある。
1932年1月、日本軍が上海で中国軍に対して進攻を発動した。その頃、日本軍向けの「慰安所」及び「慰安婦」が上海で現れた。
1937年7月、日本が全面的中国侵略戦争を発動し、中国占領地区で「慰安婦」制度を全面的に推し広めた。
太平洋戦争の勃発後、日本軍向けの「慰安所」も戦争に伴って東南アジアにおける被占領地区に広がり、日本の敗戦降伏までこの軍事の性奴隷制度はようやく終わえられた。
今日に至って、中国の中央檔案館、また遼寧省、吉林省、黒龍江省、上海市、南京市などの檔案館には「慰安婦」に関する檔案(古文書)がまだ保存されている。これら文書の中、戦時日本側の文書及び占領区にある日本傀儡政権の文書もあれば、戦後中国政府が被占領資産の接収、戦争被害の調査、日本人戦犯の尋問などによって作成した文書もある。これらの檔案によって、日本軍が当時強制的に慰安婦を徴収、慰安所を開設するという歴史事実が明らかに展示され、人類歴史の貴重な記憶となった。
1950年代中華人民共和国が日本人戦犯への捜査・処理によって作成した檔案の中、日本軍が「慰安所」を設立、中国、朝鮮、今のインドネシア及びその他の国の女性に「慰安婦」をさせたという内容の日本人戦犯からの供述書、口頭供述が大量にある。