【新華社北京8月3日】インド洋の仏領レユニオン島に29日、謎の飛行機の殘骸が現れ、1年以上も前に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便のものではないかと疑いがもたれている。現在、フランス、マレーシア、オーストラリアなどの国とボーイング社が調査中で、この残骸が一体どの墜落機の一部かを一日も早く究明し、その背後にある謎を解かすことが望まれる。
【MH370便のものかどうか】
ボーイング777型機が今まで事故を起こした現場に基づいて推断すると、南半球のレユニオン島に現れた殘骸がボーイング777型機の一部だと判明すれば、それはMH370便のものだというただ1つの可能性しか考えられない。
しかし、これは理論上の憶測にすぎず、最終的に認定されるまでにはまだ時間と専門的な分析が必要だろう。先ごろMH370便の捜索のプロセスでもそれとの疑いがもたれる残骸が見つかったが、認定から排除されている。
【どんな手がかりが得られそうか】
MH370便とみられる残骸が最終的にMH370便のものだと判明されれば、人々はその中からどんな手がかりが得られそうか。MH370が連絡を絶った原因の調査に対して、どのように役に立ちそうか。
専門家は、もし残骸がMH370便のものだと判明されれば、まずは捜索活動の1つの重大な突破となり、旅客機の墜落に最も確実で、且つ有力な証拠を提供し、社会に流行するいくつかの陰謀論の観点を反駁するのに役立ち、また旅客機の事故の原因を明らかにするために直接的な手がかりを提供することができるだろうとみなしている。
【リバース操作で旅客機の事故現場を確定できるか】
旅客機の残骸がインド洋の海流に伴って漂流していたからには、海流の向きや漂流の時間を通して、旅客機の可能となる事故現場をリバース(Reverse)操作で確定する可能性があるのか。これに対し、専門家はそれは相当難しいことだと普遍的にみなしているという。
(新華網日本語)
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