国連安全保障理事会(安保理)は27日声明を発表し、もっとも強い言葉で国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「アル・シャバブ」によるソマリアの首都モガディシオで発生した高級ホテルの襲撃事件を非難しました。
声明は「襲撃によりホテルにあるソマリア駐在中国大使館の安全担当要員1人を含む複数の人が死亡した。安保理は遺族に慰問の意を表すとともに、負傷者のいち早い回復を期待する。また、ソマリア政府と国民、および中国政府と国民にお見舞いの意を表す」としています。
安保理は声明を通じて「テロリズムはいかなる形であっても国際平和と安全に対するもっとも重大な脅威の1つだ。テロリズムの行為は、いつ、どこで、誰によって実施されるか、どういう動機によるかを問わず全て犯罪行為であり、犯罪責任を免れられない。『国連憲章』の規定に従い、全ての形のテロリズムを断固として撲滅する」と改めて強調しました。
中国の劉結一国連大使は27日、メディアに「中国側はモガディシオが自爆テロを受けたことに驚き、強く非難する」と話しました。劉大使の話によりますと、中国が安保理の理事国や各側と討議した結果、安保理は同日、「シャバブ」の犯行を非難する声明を発表したということです。
(中国国際放送局)
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